コンセントの数が足りない、使いにくい場所にある…そんな時は、コンセントの増設を検討するかもしれません。ここでは、コンセント増設の注意点と、DIYで増設できるケース、できないケースについて解説します。コンセントの増設は、既存のコンセントから分岐させて新しいコンセントを増やす方法と、配線を新設して新しいコンセントを増やす方法の2種類があります。既存のコンセントから分岐させる方法は、比較的簡単に行うことができますが、いくつかの注意点があります。まず、分岐元のコンセントの容量を超えないように注意する必要があります。コンセントには、使用できる電気の量に上限があり、これを超えると、ブレーカーが落ちたり、火災の原因になったりすることがあります。また、分岐させるコンセントの数にも制限があります。一般的に、一つのコンセントから分岐できるコンセントの数は、3つまでとされています。これらの注意点を守れば、既存のコンセントから分岐させる方法であれば、DIYでもコンセントを増設できる場合があります。ただし、電気工事士の資格が必要な作業になりますので、無資格での作業は法律で禁止されています。一方、配線を新設して新しいコンセントを増やす方法は、DIYでは行うことができません。配線を新設するには、壁や天井の内部に配線を通す必要があり、専門的な知識や技術が必要になります。また、電気工事士の資格も必要です。コンセントの増設は、電気工事の中でも、比較的難易度の高い作業です。安全性を考慮すると、専門業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討するようにしましょう。また、電気工事士の資格を持っている業者を選ぶようにしましょう。コンセントの増設は、生活を便利にする一方で、電気工事を伴うため、注意が必要です。適切な方法でコンセントを増設し、安全に電気を使用しましょう。